2024年に受賞したプランと企業をご紹介いたします。
大賞
マルチターゲット時系列高速細胞センサーで創薬革命を
小胞体ストレス研究所株式会社
マルチターゲット時系列高速細胞センサー「MTHICS」は、個々の細胞のストレスに対する時系列反応データを解析する独自技術。疾患や化合物の相関データを活用し、新薬開発を効率化・高速化するとともに、コスト削減と情報標準化が実現できる。 MTHICSによりデータ駆動型開発を推進し、桁違いの効率化で医療の進歩を加速させる創薬革命を起こす。
アイデア・スタートアップ部門
優秀賞
熱利用具現化による温暖化防止の実行普及
トヨタエンジニアリング有限会社
再生可能エネルギーの必要性が重要視され、木竹に由来する温水ボイラーの規制規模について令和4年に政令改正が施行された。その改正に沿って従来の燃焼技術を活かし、伝熱面積が大きく高速化を実現した木竹簡易ボイラーを開発し特許を取得。小型かつ大容量のボイラー開発により用途適用の範囲は拡大し普及させていく。
ヘルステック賞
次世代AI搭載デジタルバイオマーカー
康 シン 吉田 雅信
ソニーネットワークコミュニケーションズが開発したウェアラブルデバイスとAIソフトウェアとの組み合わせで24時間365日人の身体情報を収集するデジタルバイオマーカーを構築する。医療用では、リモート診断、遠隔医療、個別化医療、疾患の早期発見や予防医療に期待できる。製薬企業では、新薬の臨床試験での使用を想定できる。医療用での使用は認証試験が必要なので、まずはヘルスケアとしてスタートさせる。
ビジネス成長部門
最優秀賞
超音波画像診断をすべての人に
株式会社サウスウッド
スマホと繋がる高性能モバイルエコーに診断を支援する医療AIを組み合わせることで、専門医でないと診断が難しい疾患の早期発見を支援する。とりわけ、専門医が不足する離島や過疎地への訪問医療の一助となり、地域医療格差という社会課題解決につながる。
SDGs賞
藻藍部プロジェクト
一般社団法人藻藍部
漁獲量に直結する磯焼け被害の解決が目的。藻場再生の好循環を生み出し持続可能な水産業を維持するために、一番藻を食い荒らす魚種アイゴを漁獲→加工→販売→藻場再生→再利用という5つのアクションを継続すること通じて、磯焼け問題に取り組み、循環型の地域経済活性化を実現していく。
ヒューマンHR賞
~個性分析で人的資本経営~ 価値ヒト強み診断システム
価値基準.ヒト株式会社
働く人が気づいていない強みに気付くことでポテンシャルの最大化、キャリアプラン、適材適所、相性判断等企業の人の悩みを解決するためのアプリを開発。分析もオリジナルの開発アプリを活用し専門の診断士が個別診断を行う。人事評価制度ともリンクさせることにより、個々の強みを活かした人材配置・育成を通じて、企業の生産性向上・競争力強化に結び付ける。