徳島ニュービジネス支援賞 2021

2021年に受賞したプランと企業をご紹介いたします。

大賞

株式会社日産サティオ徳島

「障がい者と健常者の隔たりのない社会の実現」をミッションにしたプラン。自動車販売会社と障がい者就労継続支援A型事業所が提携し、販売前の中古自動車のクリーニング等の就労訓練を実施。実際に中古車販売の経済サイクルの中で仕事をすることで、高度な作業に挑戦できる環境を整え、プロとして仕事にやりがいを感じながら働ける場を作ることを目指すプラン。

優秀賞

株式会社GF

徳島県の持つ太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス等を利用した自然エネルギー発電の活用。さらに風況に恵まれた阿南沖での、着床式・浮体式の洋上発電の開発に着手できれば、県全体のRE100化を実現し、県内雇用拡大にもつながるというビジネスプランです。

優秀賞

日本スダチパウダー販売株式会社

「主な消費地が東京」「通年生産でない」「東京での価格が高い」すだちの持つこの3つの課題を解決するために、果汁のパウダー化を実現しました。従来のすだちパウダーの製品は果皮を使用しているため、苦味があり、香り、風味が十分でない。手軽に使えるパウダーですだちの良さを知ってもらうことで、よりすだちの魅力を知ってもらい、将来のすだち市場を拡大させるためのビジネスプランです。

部門賞

建設技術革新賞

株式会社 松島組

住宅建築の基礎工事を工場生産することで、人員の削減、作業効率、雨天対策、工期短縮につながる新システム「エンボス」を開発しました。コンクリートを打設するのでなく、工場内で型枠を作成するため熟練工も必要としないまったく新しいタイプの工法です。

グローバルチャレンジ賞

株式会社ヨコタコーポレーション

タイなどでなじみ深い自動三輪「トゥクトゥク」の電動化。タイでの製造・販売、及び日本国内でのキッチンカーなどでの事業利用を目指す。安価で、小回りが聞くトゥクトゥクは、コロナ禍で注目されているキッチンカーに需要が見込め、電動化することでSDGsにも結び付くビジネスプランです。

農業振興チャレンジ賞

株式会社 みのりの森

県内中山間地域農家を対象にした南米原産の「キヌア」の生産を支援するビジネスプラン。耕作放棄地の増加、高齢化、温暖化による鳥獣被害の拡大など、県内農家の抱える課題は多い。雑穀は健康志向、美容、アレルギー代替え等評価が高く、価格面でも米の数倍で取引されている。南米原産の「キヌア」の日本で唯一の正式ルートでの商業利用許可を持っていることを強みに県内農家を支援するためのプランです。

管理システム賞

株式会社フルーツガーデンやまがた

コロナ禍で非接触型の観光いちご園を運営するため、予約・農園への入退場に対応するスマホアプリを開発しました。現在特許出願中。美術館や動物園等にも応用可能であり、市場は広がる可能性はあるビジネスプランです。

医療サービス革新賞

ロジカルオミクス

医療の世界は日々進化しており、すでに個別の患者に応じた医療を提供する時代にさしかかっています。しかしながら、現状の医療体制のままでそれを実施しようとすると、分析作業が非効率なり、その分高額になってしまいます。質量分析装置ひとつ取っても、1つの医療機関だけで装置がフル稼働するほど患者数は見込めません。そこで大学などでフル稼働していない質量分析装置の賃貸に着目し、質量分析に特化することで低価格な分析を可能するビジネスプランです。